i-papax’s blog

経済的にも身体的にも健全な状態を維持・向上するための『資産形成』や『生活防衛』、息抜きとしてこどもと一緒に採取した『いきもの』などについて発信します。

株主優待の紹介 イフジ産業 2022年6月到着 (※優待廃止銘柄)

9月&3月に権利確定するイフジ産業株式会社(証券コード:2924)の株主優待を紹介いたします。3月権利確定分の株主優待は2022年6月に届いております。なお、同社は、今回の株主優待をもって、株主優待制度を廃止しました。

株主優待を取得するための条件と優待内容

対 象:毎年9月30日及び3月31日現在の株主 
内 容:保有株式数応じて「たまごギフト券」を贈呈

今回は、基準日が3月末、保有株式数100株以上1,000株未満の株主優待について具体的に紹介いたします。

※同社は、今回の株主優待をもって、株主優待制度を廃止しました。

株主優待到着

株主優待は2022年6月30日に「株式関係重要書類 在中」と記載のある封筒に同封されるかたちで届きました。封筒の外観からは、株主優待が入っていることは分かりません。

イフジ産業の株主優待(封筒外観)

封筒の中には、さらに「たまごギフト券」と印刷された内封筒が入っていました。

保有株式数が100株以上1,000株未満の場合は、「たまごギフト券」が3枚贈呈されます。

イフジ産業の株主優待(内封筒)

たまごギフト券とは…

  • 全国たまご商業協同組合が発行するギフト券です。
  • たまごギフト券取扱いに加盟している全国の小売店、スーパー、百貨店で利用できます。
  •  額面100円券として取扱われます。
  •  有効期限は2025年3月31日です。

たまごギフト券は鶏卵(白玉、赤玉、特殊卵)やうずら卵と交換ができます。釣銭はでないようですが、額面が100円と少額なので使い勝手は良いかもしれません。

イフジ産業の株主優待(たまごギフト券)

配当の状況

同社は2022年5月9日に株主優待制度の廃止を発表しました。

「株主の皆様に対する公平な利益還元という観点から、慎重に検討を重ねた結果、株主の皆様への還元は配当金による直接的な利益還元を充実することがより適切であると判断し、株主優待制度は廃止させていただくことといたしました。」(同社「株主優待制度の廃止に関するお知らせ」より引用 )とのことです…😐。

配当の推移(ここ5年)

配当による利益還元を充実する、とのことですので配当の推移を確認してみました。

2019年3月期以降、4期連続で増配の実績があります😄。(グラフには示されていませんが2018年3月期は減配でした。)

今期(2023年3月期)も創立50周年記念配当2円を含み、1株4円の増配の予定です。

100株保有の場合、株主優待として『たまごギフト券』が年間600円相当分=1株6円相当分でしたので、「もう少し…」という印象ですが、今後の業績向上とそれに伴う増配に期待しています!

株価の推移

ここ3年の株価の推移からは、優待の権利取り(基準日3月末、9月末)のために株価が大きく上昇するタイプではなかったようにみえます。

同社の2022年3月期の業績は過去最高の売上高かつ過去最高の利益となりました。このためか、同社の株価は2022年5月9日に上場来高値1,131円を付けています。株主優待の廃止が同日に発表されましたが、その影響は大きくはなかったようです。

むすび

イフジ産業の株価は2022年7月13日の終値が949円でした。2023年3月期の配当は年間32円と予想されています。このため、予想配当利回りは3.37%となります。また、予想PERは8.5倍、実績PBRは1.04倍です。

同社の2022年3月期の業績は、連結売上高が過去最高となりました。また、利益については連結営業利益と連結経常利益が8期連続の増益、当期純利益については3期連続の増益となり、いずれも過去最高益となりました。具体的には、連結売上高が17,430百万円(前連結会計年度比26.1%増)、連結営業利益が1,325百万円(同11.9%増)、連結経常利益が1,357百万円(同12.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が996百万円(同20.0%増)でした。

今後については、感染症の状況や、ウクライナ危機を背景とする資源価格の高騰等による物価上昇圧力の高まりで不透明な経営環境が続くことが予想されますが、今期(2022年3月期)の業績については、売上高が減少するものの、営業利益及び経常利益は微増するとの予想となっています。具体的には、売上高が2022年3月期と比較して4.8%減の16,592百万円、営業利益が同0.6%増の1,333百万円、経常利益が同0.1%増の1,358百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同7.7%減の919百万円と予想されています。

株主優待の廃止は残念ですが、前期の業績が過去最高の売上高、過去最高の利益という状況における変化のため、比較的ポジティブに捉えています。配当は4期連続で増加しており、今期も50周年記念配を含めて1株4円の増配予想となっています。業績の更なる向上と連続増配の継続を期待しながら、当面、保有を続ける予定です。

(投資は自己責任でお願いします。)
 
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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