株式会社学究社(証券コード:9769)の株主優待が届きました。内容はQUOカードです。その紹介をいたします。
学究社の株主優待制度
対象:毎年3月末日現在の株主名簿に記載または記録された1単元(100 株)以上の株式を保有する株主
内容:
株主優待到着
株主優待は2021年6月30日に株式関係重要書類に同封されるかたちで届きました。
封筒の中には、さらに「株主優待品」と印刷された内封筒が入っていました。
内封筒の中に、QUOカード(1,000円券)が1枚入っていました。同社が運営する進学塾「ena」のロゴが印刷されています。
株価の推移 (ここ3年間)
優待の権利取り(基準日3月末)のために株価が大きく上昇するタイプではないようにみえます。
同社の2021年3月期はコロナ禍という厳しい状況下において過去最高益を達成しました。
今期も増収増益の予想ですが、株価は思うほど反応していないように感じます(個人の感想です)。
むすび
学究社の株価は2021年7月2日の終値が1,375円でした。2022年3月期の配当は年間65円と予想されています。このため、予想配当利回りは4.73%となります。また、予想PERは12.57倍、実績PBRは3.63倍です。
同社の2021年3月期の業績は、コロナ禍という厳しい状況への対応を素早く進めることで、売上、利益共に過去最高となりました。具体的には、売上高が11,289百万円(前年同期比3.4%増)、営業利益が1,861百万円(前年同期比25.3%増)、経常利益が1,786百万円(前年同期比11.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が1,108百万円(前
年同期比18.3%増)となり、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属
する当期純利益の全ての項目において、過去最高益を更新しています。好調な業績を受けて配当は5円の増配となっています。
同社が事業を行う学習塾業界は、少子化による市場の縮小や家庭内における教育費の抑制等の要因により厳しい状況が続く中、AIやIoT等の技術を利用した異業種の参入も顕著になり、企業間競争も激しさを増すものと予想されます。この様な環境において同社は、感染対策強化を徹底した上での対面授業の継続と、映像授業・双方向ライブ映像授業の提供、都立中高一貫校受検の合格実績による「都立中のena」というブランドイメージの定着、最難関高校受験専門校舎である「ena最高水準」というブランドの強化等を進めることで、今期(2022年3月期)の業績も増収増益となることを予想しています。具体的には、売上高12,000百万円(前期比6.3%増)、営業利益2,000百万円(前期比7.4%増)、経常利益2,000百万円(前期比12.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,200百万円(前期比8.2%増)を見込んでいます。
同社は前期に経常利益率が2年連続業界No.1になった、とのことです。少子化などの影響で厳しい環境下にある学習塾業界においては、勝ち組のひとつであると思います。株主優待であるクオカードは、コンビニエンスストアからホテルまで全国約6万点のお店で利用でき、残高が0になるまで何度でも利用できるので、ほぼ現金と同じ価値があると思います(個人の印象です)。また、優待と配当を合わせた総合利回りは5%超と高いこともあり、引き続き、保有を続けたいと思います。
(投資は自己責任でお願いします)
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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