2月に権利確定する株式会社アダストリア(証券コード:2685)の株主優待を紹介いたします。株主優待は2025年6月に届きました。
株主優待を取得するための条件と優待の内容
対象:2月末日に100株以上の株式を保有する株主
内容:株主様ご優待券(商品引換券)
なお、2025年4月4日に株主優待制度の変更が発表されています。
基準日を2026年2月末とする株主優待制度から、以下のとおり変更されます。
対象:2月末日及び8月末日の株主名簿に記録された、普通株式を100株以上保有する株主
内容:株主様ご優待券(商品引換券)
長期保有の条件が、2年以上から3年以上に変更になっていますが、500株以上10,000株未満保有の株主の場合、優待券の金額がUPします。
100株以上500株未満を保有の場合は、権利獲得の基準日は増えますが、長期保有の条件が1年分、厳しくなることになります。
なお、3年以上保有とは、毎年2月末日及び8月末日の株主名簿に、同一株主番号で連続して7回以上記載または記録されること、とのことです。
株主優待到着
株主優待は2025年6月2日に『株式関係書類在中』と記載された封筒に同封される形で届きました。
赤い文字で「重要書類在中」と記載されていますが、封筒の外観からは株主優待が同封されていることは分かりません…😐
別送するとその分、費用がかかるため、コストが抑えられて良いとは感じます😄
外封筒の中に「株主様ご優待券」等の記載がある内封筒が入っていました。
こちらは、一目で何が入っているのかとてもわかりやすいです。
内封筒の中に、株主様ご優待券のつづりが1冊入っていました。
表紙には赤い文字で「本券の有償譲渡・転売は禁止いたします」との記載があります。
このつづりに、株主様ご優待券¥1,000が5枚つづられており、合計で5,000円分になります。
保有株式数100株以上1,000株未満を2年以上継続保有した場合の株主優待です。
肉眼では分かり難いのですが、スキャナーで撮ると左下に「COPY」の文字が浮かび上がります。また、この画像では分かりませんが、ホログラムが貼ってあり偽造防止の処理がいくつか施されているようです。
「株主優待券」利用上の注意
- 日本国内の株式会社アダストリア、株式会社エレメンルールおよび株式会社ゼットンの店舗で利用できます。
- 一部店舗、インターネット販売では利用できません。
- 利用できるブランドおよび店舗は、随時変更となる可能性があります。
- 本券を利用の際、お釣りはでません。消費税はかかります。
- 本券は非売品のため、現金との引き換え、他のギフト券などとの交換はできません。
- 紛失しても再発行はされません。
- 有効期限は2026年5月末日までです。(約1年間)
- 家族や友人を除く第三者への有償での譲渡や第三者による利用はお断り、とのこと。
※注意事項等、最新の情報は同社コーポレートサイトをご確認ください🙇
株価の推移
ここ3年の株価の推移からは、優待の権利取り(基準日2月末)のために株価が大きく上昇するタイプではないようにみえます。
同社の株価は、2024年10月に、一時、4,000円を超えていましたが、その後、下落しています。今期は増収増益の予想となっており、株価はもう少し高くなっても良い気がします。(個人の感想です…😅)
むすび
アダストリアの株価は2025年6月12日の終値が2,865円でした。2026年2月期の配当は年間90円と予想されています。このため、予想配当利回りは3.14%となります。また、予想PERは10.69倍、実績PBRは1.72倍です。
同社の2025年2月期の連結業績は、売上高が2,931億10百万円(前年同期比6.4%増)、営業利益が155億10百万円(同13.9%減)、経常利益が159億64百万円(同13.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益が96億14百万円(同28.9%減)でした。国内外の気候変化への対応や一部子会社の業績に課題があり、増収減益となったとのことです。
2026年2月期については、売上高3,050億円(前年同期比4.1%増)、営業利益190億円(同22.5%増)、経常利益190億円(同19.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益124億円(同29.0%増)と増収増益の予想となっています。
100株保有の場合の優待利回りは1.04%です。2年以上継続保有(2026年2月からは3年以上保有)すると、1.75%にUPし、配当を合わせた総合利回りは4.89%となります。
優待券を利用できる店舗は、株式会社ゼットンのレストランなどの追加によって拡充されており、今期は好業績が期待できます。基本的にはポジティブな状況だと感じていますので、引き続き、比較的高利回りなインカムゲインを得ながら、長期保有を続ける予定です。
(投資は自己責任でお願いします)
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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